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「本人確認」するかどうか、ライバルの動きもチェック

――なるほど。ところで3割(33%)の人がトラブルを経験しています。この数字は多いですか、少ないですか。ズバリ、トラブル防止には何が一番重要でしょうか。これから始める人にアドバイスをお願いします。

TRUSTDOCKの担当者 トラブル経験3割については、トラブルにもさまざまなレベルがあり、一概に多いとも少ないとも言いにくいと捉えています。

内容をみると、「取引相手とのやり取りでトラブルがあった」が53%、次いで「サービスを提供した相手からクレームや低評価を付けられた」が32%と、主にコミュニケーションが上手く取れていないケースが多い傾向でした。

副業経験者は17%と、まだ多いとは言えない状況のなか、副業する側も利用する側も、まだ不慣れであることがコミュニケーションのトラブルにつながっている一つの要因ではないかと考えています。

今後、副業が増えることで全体的な経験値やレベルが向上しトラブルが減っていく可能性はあると思います。トラブル防止のためには、「工夫した点」の上位ある「取引完了までの速さ」「安心、安全性の保証」「提供するモノやサービスの内容」と合わせて、継続的に工夫をしながら副業を続けることが重要かと思います。

――トラブル防止に関して、「本人確認」を行なっていない人が3割近くいます。やはり、本人確認はしたほうがいいでしょうか。また、その方法は何がベストですか。

TRUSTDOCKの担当者 副業における本人確認は、必ずしも全てのサービスや利用者で行う必要があるわけではないと考えています。まず古物営業法などの業法、また、車を利用する場合は運転免許証、そしてモノによっては18歳以上であるかなど年齢確認のルールがある場合は必ず本人確認をする必要があります。

さらに、サービスによっては金銭や高額商品のやり取り、ダイレクトでできるコミュニケーションなどリスクに応じて本人確認をするケースもあります。

法規制がない場合は、サービス事業者側で方針を決めています。ライトな副業であれば本人確認がなくても行えますが、他の副業者(ライバル)が本人確認をしている場合、自分よりもライバルのほうが「信頼性が高い」として選ばれる可能性はあるかと思います。
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