「安心・安全な取引」というアピールが重要
プラットフォームサービスを副業に上手に活用するにはどうしたらよいだろうか。J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を行なったMMD研究所とTRUSTDOCKの担当者に話を聞いた。
――副業経験者のうちプラットフォームサービスを利用している人が約3割(34.6%)という数字は、やはり多いでしょうか。しかも、フリマ・ネットオークションの利用者がダントツに多いですね。結構、収入があるものなのでしょうか。
MMD研究所の担当者 プラットフォームサービスを利用した副業経験については、思ったより多く、市場が拡大していることがうかがえます。
フリマの利用経験の多いのは、副業としてだけではなく、不用品の処分や欲しいものを安く買うために気軽に使用できるサービスとして、利用開始のハードルが低いことが一番の理由に挙げられます。収入については、ユーザーの使用状況によって差があり、目標とする金額が異なるかと思いますので言及できかねます。
――プラットフォームサービス利用の副業の際に工夫した点を調べたことが、素晴らしいです。この結果を踏まえて、副業を始める場合の注意点やアドバイスはありますか。
MMD研究所の担当者 工夫した点の上位に、「取引完了までのスピード」や「説明文まで含めた、提供するモノやサービス内容」、そして「安全性の保証」が入っていることが注目されます。
ユーザー同士の直接取引が多くなってくることから、本人確認や認証済であることを表示するなど、「安心・安全な取引を心掛けています」という意思表示が、トラブル抑制や仕事を円滑に進めるポイントになってくるかと思います。