ウォーカーのファーム降格でチャンスつかむ
巨人からトレードで加入したアダム・ウォーカーは外野の守備に難があるため、主に指名打者で起用されていた。
ところが、打率.169、1本塁打、3打点と打撃不振で4月30日にファーム降格。打線のスケールダウンが懸念されていた。
そんな中、育成契約から開幕前に支配下昇格した川村が4月下旬以降に6番に入り、打率.340とポイントゲッターになっている。
北海道出身の24歳。北海高、仙台大を経て21年育成ドラフト2位で入団し、プロ3年目に野球人生が劇的に変わろうとしている。
野手の若返りが進まない中、川村の存在は他の選手たちにとってもいい刺激になるだろう。
とはいえ、最近2試合は無安打と相手バッテリーのマークも厳しくなっている。この壁を乗り越えられるか。(中町顕吾)