「何故iPadのCMはこんなにも嫌な気持ちになるのか」
動画に不快感を覚える理由については、このような考察も。
独自動車メーカー「アウディ」を手がけたことでも知られるプロダクトデザイナー・和田智氏は、アップルファンでもあり、残念に思うとしながら、「過去のモノたちに対する敬意、それをつくってきた人たちに対する敬意が全く感じられない。木や石、モノには気が宿ると信じることが多い日本人には特に耐えられないのではないか。アップルよ、どうしたんだ」と苦言。
実業家で動画クリエイターの明石ガクト氏は、「映画でモノがぶっ壊れても平気なのに、何故iPadのCMはこんなにも嫌な気持ちになるのか」と投稿。「それはそこに『必然性』が欠落しているから。映画でスポーツカーがペシャンコになるのはストーリー的必然性があるからokだが、これは広告という嫌われ者が単なる演出で潰しちゃってるから」との見方を示した。
2025年大阪・関西万博に活用されるデザインシステムのクリエイティブディレクター/アートディレクターに就任したデザイナー・引地耕太氏は、「この広告のまずさは『多様性を破壊』し、ただ『ひとつの答え』に集約させた傲慢さを感じさせてしまったからだろう。Appleの『Think Different』という言葉にあるような他との『違い』、つまり他と違うクリエイティビティを尊重しリスペクトする事が彼らの哲学だったはず」などと疑問を呈した。
Meet the new iPad Pro: the thinnest product we’ve ever created, the most advanced display we’ve ever produced, with the incredible power of the M4 chip. Just imagine all the things it’ll be used to create. pic.twitter.com/6PeGXNoKgG
— Tim Cook (@tim_cook) May 7, 2024
新型iPad ProのPV冒頭、楽器やゲーム機、キャラクターたちが全部まとめてプレス機でぺしゃんこにつぶされて壊れてしまうシーン、Appleにしては随分と下品なPVを作ったものだな…、誰も止めなかったのか。
— NANJI Kazunori (@torotiti) May 7, 2024
このシーンだけで、新しいiPad Proの魅力大幅減だよ ????
今さらiPadに「こんなに機能が凝縮された」といったメッセージが必要だったのだろうか。
— 萩原幸也 ®️ (@onipro) May 8, 2024
後で、ほとんどCGでしたって出てきそうだが、そこは本質的では無い。pic.twitter.com/U536rbwAst
和田智です。プロダクトデザイナーとして、アップルのファンとして大変残念でショックな映像。過去のモノたちに対する敬意、それをつくってきた人たちに対する敬意が全く感じられない。木や石、モノには気が宿ると信じることが多い日本人には特に耐えられないのではないか。アップルよ、どうしたんだ。 https://t.co/bkokUxQe7U
— 和田智|Satoshi Wada (@SWdesignTOKYO) May 8, 2024
映画でモノがぶっ壊れても平気なのに、何故iPadのCMはこんなにも嫌な気持ちになるのか。それはそこに「必然性」が欠落しているから。映画でスポーツカーがペシャンコになるのはストーリー的必然性があるからokだが、これは広告という嫌われ者が単なる演出で潰しちゃってるからpic.twitter.com/gxrjmgRaB4
— 明石ガクト #動画大全 発売中 (@gakuto_akashi) May 8, 2024
この広告のまずさは「多様性を破壊 」し、ただ「ひとつの答え」に集約させた傲慢さを感じさせてしまったからだろう。Apple の「Think Different 」という言葉にあるような他との「違い」、つまり他と違うクリエイティビティを尊重しリスペクトする事が彼らの哲学だったはず。pic.twitter.com/veIAsxXg1A
— 引地耕太 | Creative Director (@kouta_hikichi) May 7, 2024