シカゴ・カブスの今永昇太投手が2024年5月7日(日本時間8日)、サンディエゴ・パドレス戦に先発。7回2失点の好投も勝ち星は付かなかった。一方、ここまでの活躍に、今永投手は最新の新人王予想と、昨シーズンオフでの「最高のFA契約」で、それぞれ1位に選ばれた。
8回に逆転を許し...
今シーズン7度目の先発の今永。初回は2番タティスJr.に四球を許すも、3番クロネンワースをレフトフライ、4番マチャドを三振に打ち取り、順調な立ち上がり。
その後もスコアボードに「0」を刻む今永だが、6回にピンチが訪れる。1アウト1、2塁のピンチを迎えるが、今永はここから本領発揮。4番マチャドを空振り三振に打ち取ると、5番ボガーツも空振り三振。メジャーを代表する強打者たちを連続三振に打ち取り、マウンド上でガッツポーズする今永。
7回も0点に抑え、8回のマウンドにも上がるも、代打アラエスにヒットを打たれると、1番プロファーにホームランを打たれ2失点。パドレスに逆転を許したところで降板した。
8回裏にカブスが同点に追いついたため、今永の黒星は消え、試合はブッシュ選手がサヨナラホームランを放ち3対2でカブスが勝った。
今永は7回0/3を投げ、6安打8奪三振1四球2失点と4試合連続クオリティスタートを達成。今シーズンの成績は5勝0敗、防御率1.08。
「市場価格を考えれば、期待を上回る活躍」
今回の登板でも好投した今永は、MLB公式サイト「MLB.com」が5月7日に公開した最新の新人王予想で1位に選ばれた。4月9日に公開された1回目のランキングでは3位だったが、これまでの成績が評価され1位に。投票者38人中25人が今永に1位票を投票した。
また、今永は球団幹部がランク付けした昨シーズンオフの「最高のFA契約」でも9票を集め1位に選ばれた。ナ・リーグ球団幹部は「今永は印象的で特に他の選手と比べても、おかしな契約ではない。市場価格を考えれば、期待を上回る活躍をしている」と語った。
また、ア・リーグ球団幹部は「ストライク先行のピッチングと質の高い投球が不安定なローテーションを安定させた。多くの球団が今ごろ『今永を獲得していたら』と考えているはずだ」と評価した。
このランキングでは、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は4票で2位だった。
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— MLB (@MLB) May 8, 2024
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