新しく始まった就活生「キャリア形成支援プログラム」、3月の参加率87% どう活用すべき?就職みらい研究所長が解説

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将来こうありたいという自分の姿を想定する

――プログラム参加のための「事前選考」も学生に立ちはだかる難問です。フリーコメントをみると、「自己分析が難しい」「企業研究ができていない」「まだ研究内容も決まっていない」とか、さらに「1分間の動画をつくるのが難しい」という声が多数寄せられています。
自己分析の方法や、動画の作り方のポイントなど、参加のための準備のアドバイスをお願います。

栗田貴祥さん 自己分析では、まず自分自身に主観的に向き合い、自分が大事にしたい価値観や、将来はこうありたいなという姿などを想定してみてください。

そのうえで大切なのは、自分を客観的に見てくれる他者の存在になります。家族や友人、大学の先生や社会人の先輩と対話しながら、自分だけでは気づけなかった強みや、自分らしさを知ることで、自己理解は一層深まっていくと思います。

動画制作に関しても、自己分析の結果を基に、企業から問われている課題に対し、自分の言葉で話せるよう練習をしてみてください。動画撮影の方法などが不安という方は、ぜひ、大学に設置されているキャリアセンターに相談してみて下さい。いろいろとアドバイスがもらえると思います。

――今回の調査をふまえ、これから就活にのぞむ「2026年卒の就活生」にアドバイスをお願いします。特に、プログラムにどういう心構えで取り組んだらよいでしょうか。

栗田貴祥さん プログラムに参加することで、新しい気づきや発見を得ることができることもあります。

ご自身の就職活動準備状況を踏まえ、自分が何を明らかにしたいのか、目的を明確にし、その目的に応じてプログラムをどのように活用するかを検討してみてください。

(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)

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