「自分が信じる道、自分の決めた道を進むのが大切」
15歳になった現在のゆたぼんさんも、「考え方は5年前と変わってない」という。
「学校に行きたい子は行ったらいいし、行きたくない子は行かんでいい――。僕は昔から不登校をすすめていたわけではありません。自由にしたらいいと言っていたんですね」とした上で、こう続けた。
「学校に行って後悔しても、学校に行かなくて後悔しても、それは自分の責任だから誰も責任は取ってくれないんですね。だから自分が信じる道、自分の決めた道を進むのが大切だと僕は思う」
また、現代の子どもを取り巻く問題として「子どもの自殺の数も増えています」として、その話題にも触れた。
ゆたぼんさんは、「死にたくなるくらいなら学校なんて行かなくていい。学校より命が大切。今は逃げてもいいから生きてほしい」と訴えた。
こうした考えは、小学生時代から繰り返し主張してきた「死んだらあかん」との言葉につながっているという。そして、こんなメッセージも。
「本当に、生きていたら、いろんなことがあります。イヤなこともある。でも、いいこともある。不登校だからと言って不幸じゃないし、学校に行ってる子も不幸じゃない。でも、学校に行きたいのに行けない子は不幸だと思うし、学校に行きたくないのに無理やり行かされてる子は不幸だと思う。それはこれから解決していかないといけないテーマなんじゃないかな」