依存症の心配はあるのか?
――それは認めます。私もテレビドラマを見る時だけは、「この俳優、以前どこかのドラマに出ていたな」と検索して調べると、楽しみが増すので使っています。
しかし、これほど日常行動すべてにスマホを手放せないということは、「スマホ依存症」か、その前兆の心配はないのでしょうか。「歩きスマホ」を家の中でもやっている印象を受けます。
小島誠也さん イエナカでスマホを利用することが多いからといっても、ただちに依存症のように日常生活や社会生活に悪影響を与えているとは断言できず、関連に言及することはできません。
また、イエナカでの利用は、家の中でスマホを利用しているということにとどまり、家の中で「歩きスマホ」をしているとは言えないと思います。
――ほかにも「ながらスマホ」の調査をしたことがありますか。
小島誠也さん 歩行中のスマホ利用や、食事中のスマホ利用に関する調査をしました。「歩行中の使用」や「食事中の使用」は、30代以下では6~7割弱程度が行っています。これに対して、他者がスマホを「歩行中に使用」したり、「食事中に使用」したりすることを、60代以上の4割程度が「気になる」と回答しています。
――今回の調査で特に強調しておきたことがありますか。
小島誠也さん 特に水回りでスマホを利用する際には、十分に注意をし、取説なども確認のうえ、安全に利用していただきたいと思います。また、日常のさまざまなシーンでスマホが利用されていることをみなさまに認識いただければ幸いです。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)