トイレットペーパーを盗む、便器に突っ込む... 公衆便所を悩ます「悪質利用者」の行状《年間2500万円の経費も...》

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市議会でも必要性めぐり論議

   9月25日の市議会9月定例会では、自民党の松井良憲議員が議案外質問に立ち、公園トイレにペーパーはいるのではないかと市の考えをただした。

   これに対し、市も、内外からの観光客の利便性や名古屋の魅力度アップを考えて、2019年度からいくつかの公園でトイレットペーパーを置く試行をしたいと答弁で明かした。

   中京テレビの記事では、「名古屋は2年連続、魅力がないまちと評価されており、オリンピック開催を控える今、『公園のトイレにトイレットペーパーを常設して、観光客の印象を良くしてみては』という議論が起きている」と紹介している。

公共のトイレットペーパー
(画像3)ペーパーを置いても...問題はマナー?(写真ACより)

   ニュースのコメント欄やネット掲示板では、名古屋市がペーパーを置いていないことについて、疑問の声も次々に上がっている。「いや普通は備え付けだろ」「旅行先で駆け込んだトイレに紙が備え付けられてなく、持ち合わせもなかったら最悪だ」「こんなことするから 魅力無い都市になるんだよ」といったものだ。

   一方で、ペーパーを置いてもうまくいかないのではと疑問視する向きも多かった。「結局・・マナーの悪い市民が多い」「住民自身が大切にしていない街の魅力度を上げようとしても難しい」「予算があるなら、清掃の回数増やした方がいいのでは?」といった冷めた声も漏れている。

   なお、名古屋市の緑地維持課によると、全国の政令指定都市では、ほかに3市の公園トイレにペーパーが置かれていないという。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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