「筒香の状態は悪い感じではないと思います」
「4打席フルに打席に立ちたいと本人が言っていたようですので、それほど状態は悪い感じではないと思います。状態が悪ければ、4打席全て打席に立ちたいということにはならないでしょう。ちょっと打席を重ねれば、アジャストできるというぐらいにいるのではと思います。コンディション的にベストかといえばベストではないと思う。しかし、ベンチに筒香という存在がいるだけで、相手チームにとっては気になる存在となる」
今シーズンのDeNAは投手陣が安定を欠き、5月1日時点でヤクルトと並びリーグ最下位に沈んでいる。チーム打率(.247)はリーグ2位につけるもチーム防御率(3.41)はリーグワーストだ。
筒香は低迷するチームの「救世主」になれるのか。橋上氏は1軍昇格のタイミングと筒香がチームにもたらす影響についてこう分析した。
「交流戦(5月28日開幕)あたりまできちんと期間を置いて余裕をもって調整にあたれば、1軍の戦力として機能すると思います。無理に調整不足のまま1軍に上げて、たまに代打で起用するという使い方をすると、なかなか数字が上がらない気がします。代打となる打席は数試合に1回となるので、打席に立ちたいという本人の意向とズレが生じる。そうであれば、コンディションを含めてファームの方で試合に出させて打席数を増やした方が、状態が上がるのが早いでしょう。長い目で見れば、そちらの方がいいと思います」
チームは3日から敵地マツダスタジアムで広島との3連戦を控え、6日から本拠地・横浜スタジアムでヤクルト、阪神戦を予定している。