人気マンガ「HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)」や「幽☆遊☆白書」などの作者として知られる冨樫義博さん(58)が、2024年5月1日、約半年ぶりにXを更新した。
久々の更新に加え、冨樫さんの妻で漫画家の武内直子さん(57)の代表作「美少女戦士セーラームーン」に登場するワードを引用した投稿ということもあり、SNSが騒然となっている。
ゴン役声優「冨樫先生ぇぇぇぇぇぇぇえッ!!」
冨樫さんはXで「No405、やっております」として、「週刊少年ジャンプ」に不定期掲載中の「HUNTER×HUNTER」のものとみられる、「5」と書かれた原稿の一部の写真を公開した。
さらに「ムーン・ヒーリング・エスカレーション!」と、「美少女戦士セーラームーン」の主人公、セーラームーンが使う回復技の名前を添えて投稿した。
これに、Xユーザーは歓喜。「先生 待ってました!!」「連載再開くるー!?」「セラムン作者の奥さんと仲良さそうで好きすぎる」「未発表のHUNTER×HUNTERがこの世に存在すると確認できただけで、信者としてはたまらなく嬉しい」などの声が上がり、一時は「冨樫先生」がトレンド入りする騒ぎとなった。
また、アニメ「HUNTER×HUNTER」でゴン=フリークス役を務める声優の潘めぐみさんが、1日にXで冨樫さんの投稿をリポストし、「冨樫先生ぇぇぇぇぇぇぇえッ!!ムーン・ヒーリング・エスカレーション!!」とコメント。
キルア=ゾルディック役を務める声優の伊瀬茉莉也さんも同日、「405の数字に思わず『ゴン......!!!』って反応してしまった......(編注:作中、主人公のゴンが挑む「ハンター試験」の受験番号が405だった)」「冨樫先生にムーン・ヒーリング・エスカレーション!!!届けぇぇーーー!!!」と投稿している。
さらに冨樫さんは2日にも、「6」「7」と書かれた、「HUNTER×HUNTER」の題名が見切れた原稿の写真をXに投稿している。連載再開への期待は高まるばかりだ。
22年の年末から休載中の「HUNTER×HUNTER」 23年3月に「No.401完成」
冨樫さんは22年5月24日に旧ツイッターアカウントを開設した。18年11月から「HUNTER×HUNTER」の休載が続いている中での開設とあって、ファンらはインターネット上で「ハンタが動く!!」「嬉しすぎる」などと盛り上がった。
当初、冨樫さんは毎日、原稿の写真や進捗状況を投稿していた。だが、8月12日に「症状が改善せず、治療・回復に時間を大幅に割く事になりました」と明かす。それでもほぼ毎日、マンガの進捗や自身の状況を報告してきたが、11月22日の投稿を最後に定期的な更新が途絶えた。
「HUNTER×HUNTER」は22年10月24日発売の「週刊少年ジャンプ」で連載を再開。11月4日にはコミックス37巻も発売されたが、12月26日、同誌編集部が「『HUNTER×HUNTER』No.401以降の掲載につきまして、冨樫先生の体調などを鑑み、先生と編集部とで相談をした結果、今後は週刊連載ではない掲載形態で皆様にお届けすることになりました」「冨樫先生は以降の物語の執筆を続けておりますし、編集部も引き続き『HUNTER×HUNTER』の完結まで、先生のサポートを継続していきます」と発表していた。
休載後、冨樫さんは23年3月9日、約4か月ぶりにXを更新し、「No.401完成」と原稿の写真付きで報告。それから約7か月後の23年10月2日には、原稿の写真に「Start over」と添えて投稿したが、その後Xは更新されていなかった。
No405、やっております。
— 冨樫義博 (@Un4v5s8bgsVk9Xp) May 1, 2024
ムーン・ヒーリング・エスカレーション! pic.twitter.com/53YDvetlDo