日本在住の中国人YouTuber・ヤンチャン(楊小溪)さんが2024年5月1日、過去にバイト先のカラオケ店でミスをして客に怒られた際、自身が留学生であることを伝えると、客の態度が一変したというエピソードをXで明かした。
「当店は外国人スタッフを積極的に採用しております」
日本でサービス業に従事する外国人スタッフをめぐっては、小説家・小林大輝氏が4月29日にXに投稿した内容が注目を集めた。
小林氏は、「みんなこんな感じでいいよね」とし、コーヒーチェーン「コメダ珈琲」のある店舗に張られたとみられる紙を紹介。そこでは、「当店は外国人スタッフを積極的に採用しております。異国の地で頑張るということを自身に置き換えると 想像を絶する努力・決意で今ここにいると感じざるを得ません」などとし、「温かい目で見ていただければ幸いです」と呼びかけていた。
投稿は5月2日昼時点で15万を超える「いいね」が付くなど反響を呼んだ。TBSテレビ中東支局長でジャーナリスト・須賀川拓氏は30日にXでこれを引用し、「心から同意します!」と店の配慮を称賛しつつ、「そして、そもそもなぜこのような張り紙をしないといけないのか、ということ。おもてなしと思いやりの国は、こんなことする必要ないですから。。。」と述べていた。
「排他的過ぎるジャパン、変わろうよ」
ヤンチャンさんは1日にXで、小林氏の投稿を引用。「昔カラオケ屋でバイトした時、日本語が下手だったから、注文を間違えてお客さんに怒られた」というエピソードを紹介した。
ヤンチャンさんは、「作り直して体が震えながら謝りに行った」という。すると、客はヤンチャンさんの名札を見て「留学生なの?」と尋ねたといい、本人がそのように答えると、客は「『そうか、大変だね!お姉さん頑張ってね』と急に優しくなった」と明かした。「このツイートを見て、その日のことを思い出した?」と締めている。
投稿に対し、ユーザーからは、「元POSTも含めて、なんて素敵なPOSTなんだろう。排他的過ぎるジャパン、変わろうよ」「みんな己に当てはめたら異国で働くという事がどれだけ大変で凄い事だと分かるよね」「コンビニ行くと接客してくれる人ほとんど外国人ですが、すごく丁寧ですよ。日本語使って接客してると頑張ってるなって」といった声が寄せられた。