尾を引く共産党「ハラスメント」批判 現役党員ら3回目会見、「出過ぎた杭は打たれない」と書籍発売も

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掲載の承諾を得ると議員が「分派」活動で処分される?

   会見の登壇者によると、この「発言原稿」は、「大山さんとは全く関係のないルート」から入手し、大山氏とのやり取りは「一切ない」と説明。大山氏にコンタクトして承諾を得ることで、党規約が禁じている「分派」活動だとみなされて大山氏が処分されるリスクを念頭に置いたという。

   書籍の出版で波紋がさらに広がる可能性が高いが、この登壇者は、「率直に「言えば『出過ぎた杭は打たれない』ということもある」とも話した。

   この書籍の存在は田村氏も把握している。4月19日放送の「荻上チキ・Session」(TBSラジオ)に出演した際、司会者から見解を求められたためだ。田村氏は一般的なハラスメント対応の原則を述べた上で、

「会見の言われていることが何なのかという事実が分からない以上、ちょっとコメントできないんですよ」

とするにとどめた。

   初版は2000部。発売日は5月1日だが、趣旨に賛同したオンライン古書店「かぴぱら堂」(栃木県鹿沼市)で先行販売したところ、すでに200部以上売れたとしている。

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)

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