「阿部監督は2軍の監督の時にはちょっと厳しかった」
原前監督は現役時代、「若大将」の愛称でファンに親しまれたスター選手で、現役引退後は巨人の監督を計3度務め17年間で通算1291勝を記録した名将だ。
原前監督の現役時代を知らない若手にとって「兄貴分的」な存在ではなく、リーグを代表する「大監督」にしか見えなかったようだ。
元木氏は阿部監督についてはこう語った。
「阿部監督は僕は一緒にやっていないですし、まだ1、2か月くらいのシーズンなので分からないが、選手の話を聞いている限りは何も言わなくなった。2軍の監督の時にはちょっと厳しかった。でも1軍の監督になった時に、厳しさと縛りをちょっと楽にしてあげたのかな。だから若い選手もちょっといいのかな。今の時代にちょっと合ってきたのかなと」
番組のMCを務めた元DeNA監督のアレックス・ラミレス氏(49)も原監督の性格と阿部監督の現状に言及。ラミレス氏は原監督の下、巨人でプレーした経験を持ち、阿部監督とはチームメイトだった。
ラミレス氏は、次のように語った。
「原監督の下で4年間プレーをした。元木さんのおっしゃる通りで原監督はそういう性格。食事もたくさんしたし、いろいろ話をさせてもらって、原監督からいろいろなことを学ばせてもらった。阿部監督は今はまだ、チームの状況をじっくりみている感じだと思う。そうしながら、自分の監督署というものを作り上げていっていると思う。現状はとても結果が出ているし、すごくよくやっている」
原監督最後のシーズンとなった23年シーズン4位に終わったが、今シーズンは阿部新監督のもと投手力が安定し、4月30日時点でリーグ2位につけている。