井上尚弥がネリに負けるとすれば...識者が指摘する「万が一」 ネリ陣営が描いている勝利への「シナリオ」は

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   プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)が2024年5月6日、東京ドームで元世界2階級王者ルイス・ネリ(メキシコ、29)を相手に防衛戦を行う。

   海外のボクシング専門メディアが井上の圧倒的有利を支持する中、ネリの勝機はどこにあるのか。

   J-CASTニュースは、多くの世界王者を育てたTMKジムの金平桂一郎会長(58)にネリ陣営が描く勝利への「シナリオ」について聞いた。

  • 井上とネリの2ショット(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
    井上とネリの2ショット(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
  • 握手を交わす井上とネリ(井上のインスタグラムより)
    握手を交わす井上とネリ(井上のインスタグラムより)
  • タイトル戦ポスター(井上のインスタグラムより)
    タイトル戦ポスター(井上のインスタグラムより)
  • 井上のサンドバッグ打ち(井上のインスタグラムより)
    井上のサンドバッグ打ち(井上のインスタグラムより)
  • フルトンにパンチを打ち込む井上(井上のインスタグラムより)
    フルトンにパンチを打ち込む井上(井上のインスタグラムより)
  • 井上とネリの2ショット(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
  • 握手を交わす井上とネリ(井上のインスタグラムより)
  • タイトル戦ポスター(井上のインスタグラムより)
  • 井上のサンドバッグ打ち(井上のインスタグラムより)
  • フルトンにパンチを打ち込む井上(井上のインスタグラムより)

「ネリはパンチを1発当ててからの連打が相当迫力」

   過去に2度日本のリングに上がりドーピング疑惑、体重超過で世界王座はく奪などの失態を演じてきたネリ。今回は通常より早めの試合2週間前に来日し、コンディションを整えている。世界王座の承認団体WBCが規定する試合1週間前の事前計量も、当然のようにクリアし「優等生」ぶりをみせた。

   下馬評は圧倒的不利ながら、「過去最強」の挑戦者と評価するメディアもある。果たしてネリは大番狂わせを起こすことができるのか。

   金平会長は「井上選手は前回のタパレス戦で多少右フックを被弾する場面が見られました。ネリ陣営はその映像を見ているはずなので、つけ込むことができると考えていると思います」とし、ネリのボクシングスタイルを分析しながらこう解説した。

「ネリ選手はパンチを1発当ててからの連打が相当迫力ある。回転が速く連打がしつこい。山中(慎介)選手(元WBCバンタム級王者)は2戦ともこれにやられました。今回ネリ選手は1発を狙うというより、右フックや左ストレートで突破口を探すと思います。それをきっかけにして畳み込もうと考えているはず。そういうボクシングをイメージして相当練習してきたと思います」

   そして「ネリ陣営はそれほど多くのチャンスはないと思っているはず」とし、ネリが勝利するパターンに言及した。

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