サッカーのパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップ準決勝が2024年4月30日、カタール・ドーハのジャシム・ビン・ハマド・スタジアムで行われ、日本がイラクを2-0で下し、8大会連続の五輪出場を決めた。
試合は日本が前半28分にFW細谷真大(柏レイソル、22)のゴールで先制。同42分にはFW荒木遼太郎(FC東京、22)のゴールで突き放して快勝した。5月3日の決勝戦でウズベキスタンと対戦する。
「韓国は衝撃的な結果に終わった」
今大会日本のライバルとしてしのぎを削った韓国では、複数のメディアが日本の8大会連続五輪出場を速報した。
「スポーツ朝鮮」(WEB版)は「韓国に負けた日本がイラクを2-0で撃破 8回連続オリンピック出場」などのタイトルで速報した。
記事では「日本は今回のパリ五輪出場で8大会連続の本選出場を果たす」とし、「1988年ソウル大会から2020年東京大会まで世界初の9回連続五輪出場に成功した韓国との差を縮めた。韓国は今回の大会でインドネシアとの準々決勝戦でPK戦の末に敗れ、準決勝進出に失敗し、40年ぶりにオリンピック出場が叶わなかったという衝撃的な結果に終わった」と解説した。
「MKスポーツ」(WEB版)は「(日本が)ドーハの大惨事を回避した」、「SPOTVNEWS」(WEB版)は「韓国とは違う。日本が8大会連続の五輪出場権獲得へ決勝でイラクに2-0で勝利した」と報じた。
日本と韓国は、ともに1次リーグB組に属し第3戦目に対戦。互いに2戦全勝で迎えた1戦は、日本が0-1で黒星を喫した。日本は1次リーグ2位通過し、3戦全勝の韓国は首位で通過した。
日本と韓国の明暗を分けたのは準々決勝だった。
準々決勝で日本は1次リーグA組首位で開催国のカタールと対戦。厳しい戦いが予想される中、延長戦の末に4-2で勝利し準決勝に駒を進めた。
一方の韓国はA組2位のインドネシアと対戦し、PK戦の末に敗れた。今大会韓国は、世界初となる10大会連続の五輪出場がかかっていた。