藤浪晋太郎「メジャーの道」遠く...マイナーで乱調続き 昨シーズン後半の「剛腕無双」取り戻せるか

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昨シーズンも4月は「最悪」だったが...

   2023年、オークランド・アスレチックスで大リーグデビューした藤浪投手。昨年4月も苦戦が続いた。

   当初は先発ローテーションに組み込まれたが、初登板となった同年4月1日のロサンゼルス・エンゼルス戦では、3回途中8失点と大炎上。当時エンゼルスでプレーしていた大谷選手にも、適時打を浴びている。

   昨年4月の成績は、6試合で18回を投げ0勝4敗、防御率13.00、WHIP2.17だった。その後も浮き沈みのある投球がしばらく続いたが、中継ぎに回ると徐々に安定。

   7月には防御率が一けた台となり、ア・リーグ東地区で優勝したオリオールズにトレードされると、165キロの剛速球で「無双」する場面もしばしば見られた。

   今シーズンはマイナーに所属しているため、メジャーだった昨シーズンと単純比較はできない。「4月は苦手」と割り切り、登板を重ねれば昨年のように調子を上げていく可能性はある。

   メッツの勝率は現在、5割そこそこ。試合数が増えればブルペン陣の疲労が蓄積され、藤浪投手への期待は膨らむだろう。

   とはいえ、背信投球が続けばメジャー昇格どころではない。一刻も早くエンジン全開のマウンドが見たいのだが――。

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