「吉野家×はなまるうどん」「松屋×松のや」 牛丼チェーンが「併設店」増やす狙い

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   牛丼チェーンの吉野家と、さぬきうどんチェーンのはなまるうどんは、同じ吉野家ホールディングスが運営する。この二つを併設している店舗がある。福岡空港国内線ターミナルビル店という空港内の店舗や、流山おおたかの森店といった商業施設内の店舗、ミーナ天神店、浜松アリーナ前店など全国14店舗だ。

   松屋フーズホールディングも、同じグループのとんかつ「松のや」と「マイカリー食堂」を併設した店舗を増やしている。こうしたスタイルの出店の狙いを、吉野家ホールディングスと松屋フーズに取材した。

  • 「松のや」と「マイカリー食堂」の併設店(編集部撮影、2024年)
    「松のや」と「マイカリー食堂」の併設店(編集部撮影、2024年)
  • 吉野家のロゴ(編集部撮影、2024年)
    吉野家のロゴ(編集部撮影、2024年)
  • 松屋のロゴ(編集部撮影、2024年)
    松屋のロゴ(編集部撮影、2024年)
  • 大盛のオムカツカレー(画像はイメージ)
    大盛のオムカツカレー(画像はイメージ)
  • 夏はさらっとざるうどん(画像はイメージ)
    夏はさらっとざるうどん(画像はイメージ)
  • 「松のや」と「マイカリー食堂」の併設店(編集部撮影、2024年)
  • 吉野家のロゴ(編集部撮影、2024年)
  • 松屋のロゴ(編集部撮影、2024年)
  • 大盛のオムカツカレー(画像はイメージ)
  • 夏はさらっとざるうどん(画像はイメージ)

より幅広い顧客層のニーズに対応

   松屋フーズの、「松のや」「マイカリー食堂」併設は68店、牛めしの「松屋」、「松のや」、「マイカリー食堂」、「すし松」など3業態複合店舗は7店ある。同社を取材すると、2ブランド以上の複合型店舗をオープンすることで、多彩なメニューを提供でき、より幅広い顧客層のニーズに対応することで高い集客力を発揮していることを説明した。

「ご家族を連れて来店した際に、それぞれ好きなメニューを食べることができるのが利点です。お客様にとって、選ぶ楽しさとワクワク感、体験できる食のテーマパークのような店舗を目指しています」

   今後、主に「松屋×松のや」「松屋×マイカリー食堂」「松のや×マイカリー食堂」の組み合わせを増やす予定だと明かす。また、2023年7月下旬には「すし松×松のや」という、すし店ととんかつ店の併設店を神奈川県横浜市にオープンした。

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