阪神が目覚めたきっかけは? 識者が指摘した「流れが変わった」瞬間...「みんなが弾けてスッキリ」

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   プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(65)が2024年4月24日にユーチューブを更新し、阪神がリーグ首位に浮上した要因を独自分析した。

   阪神は巨人との開幕カードを1勝2敗と負け越し、4月上旬は調子が上がらず低迷した。得点力不足が続く中、14日の中日戦から息を吹き返した。それから、24日のDeNAまで2つの引き分けを挟み7連勝。通算12勝8敗3分けでセ・リーグの首位を走っている。

  • 阪神の本拠地・甲子園球場
    阪神の本拠地・甲子園球場
  • 佐藤輝明選手(佐藤のインスタグラムより)
    佐藤輝明選手(佐藤のインスタグラムより)
  • サヨナラ勝利を喜ぶ佐藤(佐藤のインスタグラムより)
    サヨナラ勝利を喜ぶ佐藤(佐藤のインスタグラムより)
  • 村上頌樹投手(村上のインスタグラムより)
    村上頌樹投手(村上のインスタグラムより)
  • 西勇輝投手(西のインスタグラムより)
    西勇輝投手(西のインスタグラムより)
  • 阪神の本拠地・甲子園球場
  • 佐藤輝明選手(佐藤のインスタグラムより)
  • サヨナラ勝利を喜ぶ佐藤(佐藤のインスタグラムより)
  • 村上頌樹投手(村上のインスタグラムより)
  • 西勇輝投手(西のインスタグラムより)

阪神はしばらく「すごく陰にこもる勝ち方だった」

   高木氏はチームが浮上したきっかけとなったのは、4月18日にホーム甲子園球場で行われた巨人戦だと分析した。

   試合は阪神・西勇輝投手(33)、巨人・菅野智之投手(34)の両エースの先発で始まり、巨人が2回に1点を先制。阪神は1点ビハインドで迎えた8回に森下翔太外野手(23)のタイムリーで同点とし延長戦に突入した。

   延長10回、無死満塁のチャンスで佐藤輝明内野手(25)が大勢投手(24)からライト前にサヨナラ打を放ち2-1で勝利した。

   高木氏は「今季初のサヨナラ。あれでみんなが勝ちゲームで喜びを表現できた」とし、この試合が持つ意味をこう説明した。

「ウワッと弾けた。なんかスッキリしたみたいな。それまでは勝ったとしても2対1とか。『やっと今日勝てた』みたいな。(阪神はしばらく)何かすごく陰にこもる勝ち方だった。『今日もまた2点かな』みたいな。じゃなくて、あの大勢から佐藤が打った。みんながベンチから飛び出したてウワッーとやった瞬間から流れが変わった。みんなが『よーし勝った』みたいな背筋が伸びたと思う。それで中日戦に乗り込んでクリーンアップが打ち出した」

「あとは西勇輝に勝たせなければ」

   サヨナラ勝利の翌日19日の中日戦は、11安打7得点と打線が爆発。さらに20日の第2戦は、今シーズン最多となる15点を奪って大勝した。これまでの得点力不足を一気に解消するような快進撃だった。

   高木氏は18日の巨人戦以降、打者の集中力が高くなったとし、クリーンアップが機能しだした、と指摘した。そして「やっと歯車が合ってきた。阪神はこれからなかなか落ちないと思う」と分析し、その理由に言及した。

「村上(頌樹)はオープン戦から開幕当初あまりよくなかったが、ここにきて安定感が出てきている。あとは、西勇輝に勝たせなければ。めちゃくちゃいいピッチングをしている。(打線が)ちょっと打ってくれたら、すぐに勝てるようになる。ここらへんを安定的に勝たせるようになれば、Aクラスは絶対に外さない感じはする。優勝とは言わないが、ここらへんが安定的に。西勇輝があれだけのピッチングをしていて勝ってくると連覇はある」

   7連勝中のチームは26日から、ホーム甲子園球場でリーグ最下位のヤクルトとの3連戦を予定している。

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