井上尚弥は「この試合を受けるべきではなかった」 ネリが米メディアに「本音」ポロリ...「俺に勝っても何も得るものない」

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   プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)に挑戦する元世界2階級制覇のルイス・ネリ(メキシコ、29)が、米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン」(WEB版)の取材に対して井上に対する「本音」を語った。世界タイトル戦は5月6日に東京ドームで行われる。

   ネリは来日直前の米国キャンプ中に同メディアの取材に応じ、インタビュー記事は2024年4月23日に公開された。ネリは21日に家族、スタッフとともに米国から日本入りした。

  • 井上とネリの2ショット(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
    井上とネリの2ショット(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
  • ネリと握手する井上(井上のインスタグラムより)
    ネリと握手する井上(井上のインスタグラムより)
  • 鍛え上げた上半身を披露する井上(井上のインスタグラムより)
    鍛え上げた上半身を披露する井上(井上のインスタグラムより)
  • 力強いサンドバッグ打ち(井上のインスタグラムより)
    力強いサンドバッグ打ち(井上のインスタグラムより)
  • チーム井上(井上のインスタグラムより)
    チーム井上(井上のインスタグラムより)
  • 井上とネリの2ショット(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
  • ネリと握手する井上(井上のインスタグラムより)
  • 鍛え上げた上半身を披露する井上(井上のインスタグラムより)
  • 力強いサンドバッグ打ち(井上のインスタグラムより)
  • チーム井上(井上のインスタグラムより)

「3年ほど前から井上と戦いたいと思っていた」

   今回の4団体王座統一戦は世界的に注目されており、興行規模は日本ボクシング史上最大級となる。

   東京ドームでのボクシング興行は90年2月に行われた世界ヘビー級王座統一戦のマイク・タイソン(米国)対ジェームス・ダグラス(米国)以来34年ぶりで、日本人選手のメインイベントは初めてだ。

   ビッグマッチのリングに上がるネリは「これはファイターとして最高の舞台だ。サッカー選手がワールドカップのために一生をかけて準備するようなものだ。これは世界チャンピオンであることよりも大きなことだ。4つのベルトだ。文句のつけようがない」と語った。

   これまで井上との対戦を熱望し、時には挑発的な言葉で対戦を要求してきたネリ。ようやく井上への挑戦権を手にして気持ちが高ぶっているようだ。

   「3年ほど前から井上と戦いたいと思っていた」とし、「井上はエリートファイターだ。最高のファイターの一人だ。井上は速くて強い。だが弱点もあるし、パンチをもらうこともある。井上に勝てるのは俺しかいない」と自信をのぞかせた。

   一方で井上へのリスペクトの表れか、思わず「本音」も。ネリは今回の試合に関してこう語った。

「井上はこの試合を受けるべきではなかったと思う。俺が井上の立場だったらこの試合は受けなかっただろう。井上は俺に勝っても何も得るものはない。むしろ失うものばかりだ。俺には失うものは何もない。俺はチャンピオンではないし、井上のようにトップでもないから」

   スポーツ紙の報道によると、ネリは23日に都内のジムで練習を公開し、順調な仕上がりをアピール。懸念される減量も順調のようで、これまでドーピング検査を3度受け、すべて陰性だったことを明かしたという。

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