「きちんとあいさつする律義な面」もあったが...
伊藤容疑者は、モデルを経て、2014年に俳優デビューし、18年の日テレ系ドラマ「今日から俺は!!」でブレークした。20年は、NHK連続テレビ小説「スカーレット」に出演し、映画にも次々に抜てきされている。CMも十数社に出て、人気が急上昇する中で起こした事故だった。
今後は、一体どうなってしまうのだろうか。ひき逃げは、被害感情も強い事件だけに、2年前には、女性タレントが事実上の芸能界引退に追い込まれている。
業界に詳しい芸能関係者は10月30日、J-CASTニュースの取材にこう話した。
「酒気帯び運転をするなど悪質だったこのタレントのように、芸能界引退までにはならないと思います。CMやスポンサーがいるテレビドラマは厳しいですが、映画の出演はありうると思います。半年ぐらい活動を自粛し、早ければ来年の春にも芸能界に復帰するのではないでしょうか。俳優としては、適応能力が高く、いい演出家と出会えば、演技が飛躍していたと思います。復帰作でヒール役を一度やるなど、試行錯誤しながらやっていくしかないですね」
この関係者は、伊藤容疑者の素行面は、伝え聞いてはいたと明かす。
「きちんとあいさつする律義な面のほか、先輩にタメ口をするなどやんちゃな面もあり、いいうわさと悪いうわさの両方があります。前の事務所のマネージャーとは、けんか別れしたと聞いており、元の事務所に戻ったとはいえ、引き継ぎができていなかったのだと思います。4月に起こした物損事故も知らされていなかったので、プライベートの買い物などにもタクシーを使わせなかったのでしょう。今回の事件は、事務所がタレントを管理できていなかったことが半分あるとみられますので、そこをどうしていくかが今後に向けてのカギになると思いますね」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)