俳優の黒木華さんが、2024年4月21日に放送されたNHK大河ドラマ「光る君へ」に出演し、夫が自分以外の人を想っていることに勘づく妻・倫子役の演技に反響が寄せられている。
道長が疫病に倒れたまひろを一晩中看病する
本作は、俳優の吉高由里子さんが主人公・まひろ役を務める大河ドラマ第63作で、平安中期に千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を生み出した紫式部の生涯を描いた作品。黒木さんが演じる倫子は、まひろ(後の紫式部)とかつて想いを確かめ合った藤原道長(柄本佑さん)の嫡妻である。
都で疫病が蔓延し、以前文字を教えていた少女・たね(竹澤咲子さん)を悲田院で看病していたまひろ。看病の甲斐なくたねは亡くなってしまうが、悲田院にはたまたま道長も駆けつけており、2人は久しぶりの再会を果たす。しかし、まひろの息は荒くぐったりとしており、感染している様子。道長は、倒れかけたまひろを抱きかかえ、彼女の自宅に運ぶと、一晩まひろを看病する。
夫の異変を察した倫子に「ラスボス」「肝の据わり方凄い」
翌日、まひろの体調は回復。道長はまひろが目を覚ます前に帰宅するが、出迎えた倫子は愛猫の小麻呂を優雅に撫でながら「おかえりなさいませ」と一言。穏やかな表情で「うん」と返す道長だが、倫子はその場から去る道長の背中をじっと見つめ、なにかを感じた様子を見せる。「殿の心には私でもない、明子様でもない、もう1人の誰かがいるわ...」とつぶやき、「フフフ...」と笑みを浮かべるのだった。
かつてまひろと道長が想い合っていた関係だと知らずとも、道長の異変に気が付いてしまった倫子に、視聴者からは、「倫子さまの浮気センサー強過ぎるな...」「道長の浮気に猫抱えて不気味な笑みを浮かべる倫子はもうラスボスなのよ」「倫子様、肝の据わり方凄いわ ここで笑うんだから」などと反響が続出。
黒木さんの演技に対しても「黒木華の狂気演技がますます炸裂しそう」「倫子様のキャスティングはこのためかぁ......と納得の回でしたね。うまいな~こういう演技もできる黒木華さん好き」「黒木華さんの凄みある演技が素晴らしすぎる」などと、称賛の声とともに今後の展開に期待を寄せる声があがっている。