【第1回大会】大谷翔平、韓国打線をシャットアウト
小久保裕紀監督が率いたのが、第1回大会。アメリカやドミニカ共和国、ベネズエラ、韓国などの強豪国と1次リーグで対戦し、5戦全勝で決勝ラウンドに進出した。
1次リーグの韓国戦では、当時日本ハムに所属していた大谷翔平選手が先発し、6回2安打無失点10奪三振の好投。5対0で韓国に完封勝ちした。
準々決勝のプエルトリコ戦に9対3と勝利すると、準決勝では再び韓国と対戦した。この試合も大谷が先発すると、7回1安打無失点11奪三振と、韓国打線を完璧に抑え込んだ。しかし、2番手の則本昂大投手(楽天)が打ち込まれ、3対4でまさかの逆転負け。
3位決定戦ではメキシコに11対1で勝利するも、悔しい大会となった。
◆ベストナイン・中田翔、打率.429、3本塁打、15打点
第1回大会のオールワールドチーム(ベストナイン)に、日本からは先発投手で大谷選手、一塁手で中田翔選手(当時・日本ハム)が選ばれた。
大谷選手は韓国戦の2試合で先発し、13回を投げ無失点21奪三振、許したヒットはわずか3だった。中田選手は8試合に出場し、28打数12安打で打率.429、3本塁打、15打点と大活躍だった。
現在メジャーで活躍している選手では、前田健太投手(当時・広島)が1次リーグのメキシコ戦、準々決勝のプエルトリコ戦に先発し、合計12イニングを投げ、2失点の好投。プエルトリコ戦では勝ち投手になった。