河野太郎デジタル相が公式サイトとXに「デマや誤情報についてのFAQ」を掲載し、さまざまな疑問に答えている。対象の分野は「親中」「媚中」から「コオロギ食」まで幅広い。
河野氏は現職閣僚としては珍しくブロック機能を多用することで知られ、一部には「ブロック太郎」と揶揄する向きもある。「誹謗中傷もしていないのにブロックされた」という声には「お知らせいただければ解除いたします」と応じた。ただ、FAQ公開後も、誹謗中傷ではない書き込みをした人をブロックしたという指摘が出ている。
「2021年の総裁選挙をきっかけにネット上に流された悪意あるデマにすぎません」
FAQは18日に公式サイトに掲載され、21日にその内容がXでも投稿された。
最初の質問は「河野太郎は『親中』『媚中(編注:中国に媚を売っているという意味のスラング)』なのですか?」とするもので、河野氏は「2021年の総裁選挙をきっかけにネット上に流された悪意あるデマにすぎません」と反論。
その次も中国との関係に関するもので、「河野太郎は中国生まれで中国国籍を持っているのか?」。河野氏は「フェイクニュースです。私の両親は日本人で、私は日本国内で生まれ、日本国内で育ちましたので、中国国籍を持ちようがありません」と否定した。「なぜ中国共産党の党員バッジをつけていたのか?」との質問にも「これもフェイクニュースです」とした。
「親族が経営している日本端子が中国製の太陽光パネルで儲けているのではないか?」との質問では、「日本端子は、端子・コネクタメーカーであり、国内外で太陽光パネルの製造をしたことはありません」と説明した上で「河野太郎が再生可能エネルギー政策を進めているのは自分の利権のためだというのは、ネット上の悪意ある誤情報です」とした。