「『商用での使用は禁止』等の注意事項が記載されている場合、販売はできかねます」
大手ハンドメイド販売サイト「Creema」では、出店者向けヘルプページで「書籍を参考にした作品は販売できますか?」とのトピックを掲載。「市販の書籍を参考に作られた作品の販売は、書籍の規定に従って判断してください。※『商用での使用は禁止』等の注意事項が記載されている場合、販売はできかねます」とし、記載がない書籍については自分で書籍発行元に問い合わせるよう呼びかけている。
フリマアプリ「メルカリ」でも、ハンドメイド品の売買に関して「権利を侵害する商品を製作・販売しない」との注意喚起を行っている。
ハンドメイド作家の権利を守る出版社の訴えに、あらためて意識すべきだとするユーザーの声が多く寄せられた。
「これは手芸好きとしてきちんと受け止めなければならない大切な発信だと思います。ハンドメイドしていた時にも、模倣品はたくさんあって、これは良くないよなと思っていました」
「これ大切なことですよね。本にもちゃんとその旨明記してありますし。『商用OK』と明記してある本もあるから使いたいときはそちらを」
「出版社がこうしてはっきりと分かりやすく手芸本の掲載作品の模倣品販売について発信しているのをはじめてみたけれど、営利目的の利用はしないでと本の後ろのページにも昔から記載されてるけど、模倣する人ってそんなとこ読んで無いと感じるので、こうしてSNSで発信してくれるのはとても良いと思う」
一方で、ハンドメイド品の著作権の取り扱いには解釈が難解な部分もあることから、一部からは「本のページを無断転載しないではわかるし、掲載された作品を完コピしたものを販売しちゃダメ、までならまあ納得しなくもないです。手法まで禁じているとしたらそこは無理やろ」「基本と応用と独創性の線引きモヤるやつだ。丸パクリはアウトなのは判るが」など疑問を感じる声も一部であがっている。
【編集部からのお願い】
— 文化出版局 販売部 (@books_bunka) April 17, 2024
いつも文化出版局の本を、ご愛読いただきありがとうございます。
みなさまに大切なお願いがあります。
フリマサイト等で販売されているハンドメイド品の中に、本の掲載作品をコピーした商品が出品されていることがあるのをご存知ですか? ↓続く pic.twitter.com/togtCGr0oB