我慢して好球必打に徹しているが...
4月17日時点で、打率.271と打撃のメカニズムが大幅に崩れているわけではない。
17四球はリーグ断トツトップ。出塁率.470もリーグトップだ。
ただ、ボール球に手を出すと、調子を崩す。村上も分かっているのだろう。打席で我慢して好球必打に徹する姿勢が見える。
だが、スポーツ紙記者は
「少しまとまっている印象があります。村上の良さは豪快に振り抜くこと。チームを勝たせる打撃は重要ですが、ストライクゾーンの球を1球で仕留める怖さを感じない。替えの利く選手ではないので、本来の調子を取り戻してほしい」
と期待を込める。
4月18日の中日戦(バンテリンドーム)は、難敵・柳裕也と対戦する。首位を快走する相手の勢いを止めるためにも、ド派手なアーチで起爆剤になれるか。
村上に元気がなければ、ヤクルトは乗っていけない。(中町顕吾)