小説家の藤谷治さんが2024年4月15日、書店でファンに遭遇したエピソードを明かし、ネットの注目を集めている。
「1200円になります。カバーおかけしますか。300円のお返しになりますファンです有難うございました」
藤谷さんは舞台化もされた青春音楽小説『船に乗れ!』や、第31回織田作之助賞を受賞した『世界でいちばん美しい』などで知られる小説家だ。かつては下北沢の書店「フィクショネス」を営み(14年閉店)、文学や俳句のワークショップなども手掛けてきた。
そんな藤谷さんは15日、書店を訪れたところファンに出会ったとXで明かした。
「今日本屋さんに行ったらレジの女性がこちらを見もせず『1200円になります。カバーおかけしますか。300円のお返しになりますファンです有難うございました』と超早口で言ってくれました。その時に気づかず後になって二度見してすみませんでした」
憧れの作家が目の前に現れ、緊張のあまり早口になってしまった様子の女性店員。レジ業務を完遂しつつ、憧れの人に想いを伝えたという微笑ましいエピソードに、共感の声が相次いだ。