パリ五輪アジア最終予選を兼ねたサッカーのAFC・U-23アジアカップのグループB初戦が2024年4月16日にカタールのジャシム・ビン・ハマド・スタジアムで行われ、日本が中国を1-0で破った。
日本は前半8分にMF松木玖生(FC東京、20)のゴールで先制。ところが同17分、DF西尾隆矢(セレッソ大阪、22)が相手選手に肘打ちを見舞い、一発退場となった。日本は前半早々に数的不利に立たされたが、1点を守り切り勝ち点「3」を獲得した。
「日本が非マナーサッカーで中国に辛勝」
日本は中国、韓国、アラブ首長国連邦(UAE)と同組で、16日に韓国対UAE戦が行われ、韓国が1-0でUAEを破り初戦を飾った。
日本のライバルとなる韓国では複数のメディアが日本の勝利を速報。なかには西尾のプレーを批判的に報じるものもあった。
韓国メディア「MK」(WEB版)は「少林サッカーにUFCで応じた日本ディフェンダー」などのタイトルで記事を展開。中国の荒っぽいサッカーを「少林サッカー」と揶揄し、西尾のプレーを米総合格闘技団体「UFC」の名称を用いて表現した。
記事では、西尾がアジアサッカー連盟(AFC)から重い出場停止処分を下される可能性が高いことを解説した上で「韓国にとっては朗報だ」とした。
大会規定によると、暴力行為による一発退場は最低3試合または最低2か月の出場停止処分の対象で、西尾は22日に行われる韓国戦に出場できない可能性がある。
同メディアは「日本との対戦前に中国(19日)を倒せば、決勝トーナメント進出を確定させることができる。とはいえ、1位で決勝トーナメントに上がるには日本戦の勝利が必要だ。日本の中心的な守備戦力の空白は韓国にとって悪いことではない」と説明した。
西尾のプレーに批判的な見解を示した「スポーツ朝鮮」(WEB版)は、「中国人選手の顔を肘打ち、前半17分に退場処分を受けたDFのスポーツマンシップに反するプレー」と報じ、「OSEN」(WEB版)は「日本が非マナーサッカーで中国に辛勝した」などと伝えた。
日本は19日にUAEと第2戦を行い、22日に韓国と対戦する。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) April 16, 2024
パリへ導くのはやはりこのレフティ
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????山田楓喜のクロスから松木玖生
Jリーグで好調の左利き2人で先制??
??AFC U23アジアカップ カタール
? グループB第1節
??日本×中国
??LIVE on #DAZN pic.twitter.com/klxP1GbZ5u