プロ野球DeNAは2024年4月16日、大リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツを自由契約になった筒香嘉智内野手(32)の入団を発表した。
筒香は19年オフにポスティングシステムを利用してDeNAから大リーグのタンパベイ・レイズに移籍。その後ロサンゼルス・ドジャース、ピッツバーグ・パイレーツなどを経て、5年ぶりに日本球界に復帰することになった。背番号はかつて背負った「25」に決まった。
「オースティン選手に外野を守らせるのもあり」
DeNA時代の16年には44本塁打をマークし、本塁打王のタイトルを獲得した筒香。26年ぶりのリーグ優勝を目指すチームにどのような影響を及ぼすのか。打順、ポジションはどうなるのか。
J-CASTニュースはDeNAの現状を踏まえ、巨人、ヤクルト、西武、楽天でコーチを歴任した、オイシックス新潟アルビレックスBC監督の橋上秀樹氏(58)に分析してもらった。
橋上氏は「筒香選手にとって日本に戻るという決断は苦渋の決断だったと思います」と前置きして、筒香の起用法に言及。ポジションは1塁での起用を予想した。
今シーズンは開幕からタイラー・オースティン内野手(32)が1塁を守っていたが、4月10日の中日戦で右足を痛めた。病院での検査の結果、右太もも裏肉離れと診断され出場選手登録を抹消された。
そのためオースティンの離脱後は、佐野恵太外野手(29)がレフトから1塁の守備にまわっている。
「ケガをしているオースティン選手はほどなくして復帰すると思いますが、オースティン選手に外野を守らせるのもありだと思います。
渡会(隆輝)選手をセンターに回して、佐野選手をレフトに戻すと、攻撃的なバリエーションができる。渡会選手は肩も足もあるので、身体能力的にセンターでも十分に通用すると思います。
オースティン選手が戻ってきて攻撃的な布陣でいくならば、オースティン選手をライトに入れて筒香選手をファーストに入れる。2人をだぶらせずに使うことは可能だと思います」