脅威なのは「タッチ型」クレカ
大規模な割引やポイント還元する理由について、福本氏は、「VISAタッチ」や「Mastercardコンタクトレス」といったタッチ型クレジットカード決済を挙げた。「特にVISAは地域の交通機関で実証実験を進めるなどして、公共交通の経済圏を切り崩しにかかっています」と指摘。JR東にとって脅威になってきているとみる。
駅やバス停周辺の店で使える「VISAタッチ」などと差別化を図るため、特に国内の観光客に向けて、優待割引券などの公共交通の利用で得をする施策を導入。これにより、JR東日本のエコシステムを維持・拡大させたい狙いがあるのではないかと福本氏は述べた。