駅トイレからトイレットペーパー撤去 張り紙が波紋...JR四国がそうせざるを得ない理由

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いたずらや盗難の懸念に加え、管理の問題も

   ペーパー撤去を報告した桃太郎さんは4月15日、J-CASTニュースの取材に応じ、「鉄道ファンとしてたまたま駅に来てお知らせに気づきました」と明かした。トイレットペーパーがなくても、近くにコンビニはあるという。ただ、トイレが付いていない駅があるため、車内トイレがない予讃線の列車にトイレを設置してほしいとしている。

   JR四国の広報室は、15日のJ-CASTニュースの取材に対して、端岡駅トイレのお知らせは8日から掲示していることを明らかにした。このトイレは、同社で維持管理しているといい、トイレットペーパーを設置しなくなる理由については、こう説明した。

「いたずらや盗難の発生が懸念される点に加え、管理の問題もあります。3/16の駅無人化後、端岡駅には定期的に管理駅(高松駅)の係員等が環境美化や設備確認等のため巡回しておりますが、週2回程度の巡回頻度ではトイレットペーパーの補充状況を管理することが出来ないため、この度、鬼無駅等他の無人駅と同様にトイレットペーパーの設置を取り止めることとしました」

   なお、ペーパーがない代替措置として、ティッシュ自販機などの設置予定はないとした。

   ペーパー設置取り止めについて、住民らがどのような反応を見せたかは、こう述べた。

「お知らせを出したことで、お客様からご意見や苦情などは特に寄せられていません。また、自治体や住民ボランティアがトイレットペーパーを設置する動きはありません。なお、設置取り止め後は、お客様がお持ちのポケットティッシュ等を利用されることが想定されますが、端岡駅のトイレは汲み取り式のため、それにより詰まり・故障等は発生しません」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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