中日がAクラス入りするには カギは「4番」...中田か?細川か?
ここまで順調な滑り出しをみせる中日だが、ラミレス氏が唯一疑問視するのが打順だ。
立浪監督は開幕から中田に4番を任せ、細川成也外野手(25)を5番に置いている。現時点ではそれぞれ機能しているように見えるが、ラミレス氏は中田と細川を入れ替えた方がよい、と主張した。
「中田はとてもよい選手だと思う。まだパワーも持っている。ただもう35歳だし、ナゴヤドームはとても広いのでホームランが出にくい。今シーズン、中田がナゴヤドームをホームにして(ホームランを)20本打てるだろうか。もちろん打ってほしいが難しいかもしれない。ナゴヤドームでプレーしていると20本は難しいだろう。打率2割4分、本塁打10本から15本、打点は50打点から60打点。これくらいが妥当な数字だろうか?」
そして「中日がAクラス入りするためにはこの4番の成績で十分だろうか?」と投げかけ、こう分析した。
「もし細川が4番に座れば、本塁打を25本から30本打つ可能性がある。80から100打点もできるだろう。打率も2割8分から3割くらい打つかもしれない。年齢もまだ若く足もそこそこ速いのでダブルプレーにもなりにくい。才能のある打者を4番に置くことにより、チームの得点効率は上がるだろう」
さらに、こう続けた。
「この点が、立浪監督率いるドラゴンズの唯一のクエスチョンマークだ。もし立浪監督が4番と5番を入れ替えて、4番・細川、5番・中田にすれば、より得点能力が上がるのではないだろうか。中田がダブルプレーになる確率は細川よりも高いだろう」
細川は移籍1年目の昨シーズン、チームトップとなる24本塁打、78打点を記録。今シーズンは15日時点で打率.245、3本塁打、5打点をマークしている。
中日は16日から本拠地バンテリンドームでリーグ5位のヤクルトとの3連戦を予定している。