それでもマウンドに立つことを目指して ケガに泣かされた「ガラスのエース」たち

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今シーズン夏の復帰を目指してリハビリ中「最強右腕」デグロム

   海の向こうメジャーリーグにもケガに泣かされた投手たちがいる。

   まずは、スティーブン・ストラスバーグ。アマチュアナンバーワン投手として知られていたストラスバーグは、2009年ドラフト1巡目(全体1位)でワシントン・ナショナルズに入団。10年6月8日のピッツバーグ・パイレーツ戦でいきなり14奪三振を奪うなど鮮烈なメジャーデビューを果たし初勝利した。

   しかし、8月に右ひじを痛めトミー・ジョン手術(側副靱帯再建術)を受けた。11年9月に復帰すると、12年から19年の8年間で7度の二桁勝利。19年には最多勝にも輝いた。トミー・ジョン手術後は、かつての直球で押すスタイルから、変化球を交えた投球術が光った。

   その活躍から、同年オフにはナショナルズと球団史上最高額となる7年総額2億4500万ドルで再契約する。

   ところが、20年以降は右肩の故障や神経痛など、度重なる故障によりわずか8登板に終わる。23年に引退を表明し、24年に正式に引退した。通算成績は113勝62敗、防御率3.24。

   続いて、ジェイコブ・デグロム。メジャーデビュー前の2010年10月にトミー・ジョン手術を受けたデグロムは14年にメジャーデビューを果たすと、9勝6敗、防御率2.69の成績で新人王を受賞する。

   その後、15年から19年の5年間で4度の二桁勝利をあげ、18、19年と2年連続でサイ・ヤング賞を受賞した。21年はオールスターまで7勝2敗、防御率1.08と好成績を収めていた。

   だが、右肘の故障によりオールスター、そして残りのシーズンを欠場。22年も故障でフル稼働とはならず、11登板で5勝4敗に終わる。その年のオフには、テキサス・レンジャーズと5年契約を結んだ。

   23年は4月に2勝を挙げて好調な滑り出しに見えたが、右肘の張りで4月後半に故障者リスト入り。6月に2度目となるトミー・ジョン手術を受けた。

   サイ・ヤング賞を2度受賞した「最強右腕」は現在、24年夏の復帰を目指してリハビリ中だ。

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