それでもマウンドに立つことを目指して ケガに泣かされた「ガラスのエース」たち

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独立リーグで選手兼任投手コーチとして現役を続ける由規

   3人目は、由規。由規は2007年、高校生ドラフト1巡目でヤクルトに入団。最速161キロの速球を武器に、08年から11年の4年間で26勝をあげ、エース候補として将来を嘱望されるも、12年に右肩を負傷し離脱。その後も故障に悩まされ続けた。

   16年7月9日の中日戦で1771日ぶりの一軍登板。この年は5試合に登板し2勝3敗、防御率4.56。復活の兆しが見えたものの、18年に再び右肩を負傷し、同年にヤクルトを戦力外に。

   その後は楽天にも所属し、現在は独立リーグの埼玉武蔵ヒートベアーズで投手コーチを兼任しながら現役を続けている。NPBの通算成績は32勝36敗、防御率3.66。

   4人目は、川崎憲次郎。ヤクルト時代の1998年には17勝をあげ、最多勝を獲得。沢村賞も受賞した。00年オフにFAでヤクルトから中日に移籍後は、右肩の故障に悩まされ、中日に移籍後3年間登板なしに終わる。

   04年は当時の落合博満監督から開幕投手に指名され、1274日ぶりの一軍登板となった。だが、この年は3試合の登板で0勝1敗、防御率34.71に終わり、同年に引退。中日での4年間で3登板。通算成績は88勝81敗、防御率3.69。

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