インバウンド好調だが中長期的には
ワタミのブランド広報室に取材した。同社で人気な店として、和牛串専門店「築地 牛武」と錦糸町と浅草に店舗のある「すしの和」を挙げた。
「国内外の飲食事業において、インバウンド戦略を強化しています。最近の円安が続いており、それによりインバウンド需要が好調です」
との話。「すしの和」では、すし握り体験などを通じて外国人ツアー客を積極的に受け入れているのだという。
アフターコロナになり、「ミライザカ」「鳥メロ」といった居酒屋業態は、直近3月の既存店売上高が前年比で約125%だったと説明した。今後の方針について、広報室ではこう明かした。
「国内は前述したように、インバウンドの需要が高い立地には出店をしていく計画です。ただし、中長期的には、少子化等で国内外食市場は大きな成長は見込みにくいことから、海外市場の開拓を本格化してまいります」