登録者41万人超の家族系YouTubeチャンネル「しょうやん男三兄弟」が2024年4月に公開した動画で、食べ物を投げた息子に対し、父親が「消えろ!」「舐めとったらあかんぞこコラ!」などと叱る場面があった。
この場面を切り抜いた動画が10日ごろからXで拡散され、子どもの叱り方が波紋を呼んでいる。
「何?拗ね方間違っとんちゃう」「食べ物投げんのかい!」
「しょうやん三兄弟」は、長男・こうだい君、次男・しゅうだい君、三男・ゆうだい君と、父親、母親の日常を投稿している。
Xで拡散されている切り抜き動画は、兄弟3人で食事中、気を損ねたこうだい君が涙を浮かべ、手に持った食べ物をテーブルに投げつけ、その場を離れようとする場面から始まる。これを見た父親は、カメラの外から「何?拗ね方間違っとんちゃう」と呼び止めると、「消えろ!」「舐めとったらあかんぞコラ!行け!」「出てくんなゴラァ!」と言い放った。
その後、こうだい君を呼び戻し、「お前からゲーム始めたんちゃうんか」「(自分は)人を引っかけていいけど、人に引っかけられたらあかんのかい。なんやお前だけ特別かい!食べ物投げんのかい!」と再び説教を始める。「ちょっとだけむかついた」とこぼす長男には、
「お前ゲームで負け勝ちあるんやろがい。負けてそれかい。お母さんが悪いんかい。お前、引っかけることあるやろが人のこと。よおやっとうやんけ、クイズで。なんで自分がされたらそうやねん。なんでやねん。言え」
と父親。こうだい君は「なんか嫌やから」と答え、その後の問いに黙って頷いたり首を横に振ったりしていた。
切り抜き動画を受けて、Xユーザーからは「子供の過ちは叱るのであって、怒鳴るのは間違い。これは恐怖で萎縮させてるだけ」「絶対やっちゃいけない叱り方の見本みたい」「『ふざけんなコラ』とか『消えろ』とかそんなん教育でも何でもないでしょ......」などと批判が集まっている。一部では、「怒ってやんないと社会に出ても同じことしちゃうからな」「確かに語気強すぎる気はするが、おとんの言ってる事は真っ当なんよね」といった意見も出ている。
元動画では説教後に「場を和ませる」父へ好感コメントも
切り抜かれた元となるのは、「しょうやん三兄弟」が4日に公開した「【教育】ゲームに負けたこうだいがブチギレて、ご飯を机に投げつけた...」という題の動画。
先のシーンの前段では、こうだい君が「食べ終わるまで、『え』って言ったらあかん」というゲームを発案するも、開始直後に母親から「何を言うたらあかんの?」と尋ねられ、「え」と答えてしまう一幕があった。こうだい君は引っかけられた悔しさからか、食べ物を投げた形だ。
さらに、元動画には説教後の様子も映されていた。
父親が「お父さんの冷えた唐揚げに心を込めて、お前ら全員謝れ。唐揚げくんって。今、笑った?ちょっと」と子どもたちの笑いを誘い、こうだい君も笑顔を浮かべる。「鳥はな、投げられるために生まれてきたんちゃうねん。ピヨピヨ生まれてきたわけや。わかるか?」と先の口調とは変わったトーンで諭していた。
この点について、コメント欄では「叱ったままじゃなくて、笑わせてくれるお父さんホント素敵」「口調ちょっと悪かったけど笑わせてあげたりしているのすごいいいと思う!」「お父さんボケて場を和ませるのめちゃすごいです」といった声も散見された。