Ayaseさん(30)とikuraさん(23)による2人組音楽ユニット「YOASOBI」が日本時間2024年4月11日に米国・ホワイトハウスで開かれた、日米首脳会談の公式晩餐会に出席した。
栄えある場に招かれて「箔が付いた」とも言えるYOASOBI。もともと世界的に人気があり、数々のCMで楽曲使用されていたが、さらに今後、CMへの音楽使用料が上昇するなどの変化は起きるのだろうか。
J-CASTニュースBiz編集部は放送コラムニストで、CMの事情にも詳しい高堀冬彦氏に意見を求めた。
新規のCMではまた違った展開か
YOASOBIは19年デビュー。これまで、数々のCMにその楽曲が採用されてきた。
たとえば、20年にはブルボン「アルフォートミニチョコレート」に「群青」が、21年にはダイハツ工業「タフト」に「あの夢をなぞって」が、22年にはクラシエホームプロダクツ「いち髪」に「好きだ」が、23年にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンに「アドベンチャー」など。
24年に入ると、2月にはみずほ銀行の「新生活応援キャンペーン」に「HEART BEAT」が、また、3月には日本マクドナルのCM「夜マック店長/夜にかける篇」に「夜に駆ける」が起用されている。
晩餐会に招かれた事実によって高堀氏は、契約中の契約金が上昇するといった変化は起きないと指摘しつつも、今後、新規のCMが決まった際には、それまでの契約金よりも高い額を提示される可能性がある、とみている。
また、「依頼は激増するでしょう」と、オファーの件数に大きな好影響をもたらしていくとの考えを示した。
くわえて、CM出演の慣例として、同業者のCMには出ないというものがあるとし、それだけに「早い者勝ちの要素もあります。ちょうど今は依頼が相次いでいる時期ではないでしょうか」と推測。「現在契約中の社は逃げられないよう、関係を密にするでしょう」ともコメントした。
(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)