2024年4月10日に横浜スタジアム(横浜市)で行われた横浜DeNAベイスターズVS中日ドラゴンズ戦で、不可解な判定があったと話題を集めている。
怒りの声が上がることも多い誤審だが、野球ファンからは「笑ってしまった」とする声が相次いでいる。
「これはやばいっしょ。これはやばいっすよ、ふっふっ」
1回表、1アウト1塁の場面、中日の高橋周平選手の打席だった。高橋選手はDeNAの先発・小園健太投手の5球目を打つも、打球はセカンドの牧秀悟選手が捕球。牧選手はショートの大和選手に送球しダブルプレーかと思われるも、大和選手の送球がそれ、ファーストのタイラー・オースティン選手は一塁を離れた状態で捕球した。
オースティン選手は塁から数歩離れた場所で捕球しており、通常ならセーフの状況だった。しかし、一塁塁審の津川力氏はアウトを宣言。中日の立浪和義監督は苦笑いを浮かべながらベンチを出てリクエストし、その後判定が覆り一塁セーフとなった。不可解な判定には、現地の観客からもざわめきが上がっていた。
SNSでは、スポーツテレビ局「J SPORTS」の中継で解説をつとめていたベイスターズOBの石川雄洋さんの反応に共感する声が相次いでいる。
石川さんは一塁塁審がアウトポーズをとると「ん? あれ?」と困惑。スポーツアナウンサーの「DJケチャップ」さんが「今一塁塁審、アウトって言おうとしました?」とすると、石川さんは「いや、アウトって言いました」。立浪監督がリクエストする様子を見ながら、「今のは結構ひどかったっすね。ちょっと僕、あんまりこういうこと(判定への異論を)言わないけど......」と漏らした。
リプレイの映像が流れる中、石川さんは笑いを堪えつつ「これは......これはやばいっしょ。これはやばいっすよ、ふっふっ」と声を震わせた。
オースティン選手が一塁から数歩離れた場所で捕球するリプレイ映像に、DJケチャップさんは「観てる人からしたら『何のリクエスト?』って思うかもしれないですけど、これ、ファーストの塁審の津川さんは『アウト』をジャッジしたんですね」と説明。丁寧に解説していたが、耐えきれない様子でとうとう「え、へ、へへ、あっはっはっはっは」と笑い出してしまった。