川勝知事「失言」の後も対応まずく 記者に逆ギレ、発言撤回の遅れ...専門家の分析は

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「比較」が非常に良くない

   川勝知事の発言では、県庁職員をシンクタンクに例える一方、他の職業の名前を出した上で県庁職員が「頭脳、知性の高い人たち」という「比較」をしている点を、川上氏は問題視。この表現によって、名を挙げた職業に就く人たちに対し、誤った決めつけをしている点が非常に良くなかったと語る。

   また、川勝知事が2日の囲み会見でメディアによる発言の切り取りがあったとの考えを示したことが騒動の拡大を招いたとも指摘。本人が自らの考えを開陳した後での事態の収拾は、なかなか難しいとしつつも、

「報道を見てみたら、自らの言い方では差別発言になっていることに気づいた。なので、この場で撤回する」

   といった言い方なら、まだ世に受け入れられた可能性はあったのではないかと語った。

   なお辞職願提出前に川勝知事は報道陣に対し、戦国時代を生きた細川ガラシャの辞世の句を詠み上げた。

「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」

   これに対して、SNSでは失笑や「場違いだ」との声があふれた。

(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)

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