「周囲に合わせなくていい。職場で一番になれるスキルを!」 劣等感に悩む若手がハッとした上司の一言(2)

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エンジニアからマーケターへ、「社内転職」を決意!

   入社4年目に入ったNさんは、これからの自分のキャリアについて考え始めました。

   新システム導入の成功。そして、コンテスト優勝で得た達成感を、新たにまた味わいたくなってきたのです。そのためには、次なる具体的な目標を自身に課すことが必要でした。

   Nさんの新たな目標――。それは、エンジニアとは違う道でキャリアを積むことでした。

   自分の原点に立ち戻って考えてみると、そもそも自分はエンジニアになりたかったわけではない――。難しいと思われがちなITというものを、やさしく伝えられる人になりたい。

   それが自分の根底にあると、再確認したのです。

   そこでNさんは、会社の中で職種の垣根を越えて「転職」ができる、社内公募制度への応募を決意します。

   ジョブ型の人事制度も浸透して、専門分野でのプロになることを目指す人が多いなか、職種を飛び越えての公募にはとても勇気がいりました。Nさんは、まず直属の上司に自分の進みたい道について相談し、公募への協力を仰ぎます。

   Nさんが目指したのは、マーケティング部。上司のサポートを受け書類選考を通過すると、次はマーケティング部門責任者との面談。

   Nさんは、これから自分が目指したいキャリアはマーケティングの仕事にあること。それは入社時から温めていた思いであるのだと、強く訴えました。

   選考に関わった幹部たちは、Nさんが志望と異なる配属にショックを受けつつも腐らず、気持ちを直ぐに切り替えたこと。スキル不足にも負けず努力を重ね、他にない専門性を身に付けながら、次々と成果を上げてきたことを評価してくれました。

   3か月間の社内転職活動が実り、Nさんは希望通りマーケティング部に迎え入れられたのです。

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