男児が線路に「置き石」住民が目撃し注意 一歩間違えば「大事故にも大事件にも」

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流鉄「置き石は確認していないが、親は子どもの行動に注意を」

   警察などに通報しなかった理由については、こう述べた。

「鉄道勤務と共に警備指揮の経験から、『砕石による負傷者』の検索を優先したものでクドクドとお母さんに説教などしなかったものです。もしも一般市民に負傷者があった場合は『事案』ではなく『事件』になりますので対応が大きく変わりますし、その親子さんは警察と流鉄さんに通報し事件を引き渡す必要があるからでございます。更に厳重注意で看過した最大の事由は、当該列車が停止していないこと、もしも運転士さんが危険を察知する様な衝撃を感知したのであれば当然ブレーキを掛けて止まります。それが無い事から運転が継続不能となる状況ではなかった、と判断したものです。男の子本人と保護者に注意通告をする以上の事が一人では出来なかった事、負傷者の検索が優先でしたので先に3、4言の注意をした...のが精一杯でした」

   ユーチューブに投稿したライブカメラ動画は、自宅の定点カメラから撮影したものだとした。

   男児による置き石について、流鉄(千葉県流山市)の鉄道部は4月8日、取材に対し、「運転士が音に気付いたか分かりませんが、置き石は確認していません」と答えた。X上で報告があった6日は、運行の遅れなども報告されていないという。

「置き石は、めったにありませんが、運行に支障があれば、確認して対処します。置き石は、過去に何回かありますが、事故は起きていません。運転士が前方を確認していますので、大きな石や障害物にぶつかることはまずありません。電車の前には、大きな石などを取り除く排障器が設置されていて、それで取り除くこともできます。ただ、置き石は危ないことですので、親の方は子どもの行動に注意してほしいと思っています」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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