「(いろいろな規則や指示に)従うことが苦しい」「運転しないことが大事」
松永さんは、質問時の飯塚受刑者の様子について「私の心情や質問に対し、言葉を詰まらせる場面もあったものの、一文一文『はい』と返答をしながら、最後に『申し訳ない』と述べたそうです」と明かした。
事故発生後から裁判時にかけては、頑なな態度を見せ世論の批判を受けた。今回の回答では対照的に「(いろいろな規則や指示に)従うことが苦しい」など率直な胸中を明かしつつ、「運転しないことが大事」など自らの過失を認め「申し訳ない」と反省を述べたという。
こうした飯塚受刑者の変化は、松永さんが粘り強く対話を重ねた結果だとして、労う声や考えさせられたとする声が相次いだ。
「あの加害者の方に対して、ここまで懐を深く対応できる人間力に感服いたします。不勉強ながら初めて、ここまでの反省の意を見た気がします。何かの心の区切りになっていれば幸いです」
「加害者に対して憎しみをぶつけず、真摯に伝えようとした松永さんがただただ凄いなと思うばかりです。そう簡単にできることではありませんし、当初事故の原因は車にあると言っていた加害者が形式だけでもここまでの回答をしたことは再発防止を考える上で大きな一歩に繋がってくれる事を願うばかりです」
「辛いはずなのに。辛いはずなのに、この先の未来の人のために加害者に歩み寄ろうとする松永さんの姿勢に、なんという言葉を使えばいいのかわからないくらい感服。気をつけよう。明日は我が身ですから」
????池袋暴走事故の加害者より、返答が来ました。
— 池袋暴走事故遺族 松永拓也 (@ma_nariko) April 7, 2024
先日ポストした通り、心情等伝達制度を使いました。
答えないという選択肢もあったなかで、真摯に答えてくれました。… pic.twitter.com/3lHpWfQZI2