「普通にやっていれば内定もらえるはず」 親の無理解に苦しんだ
現在、政府をあげて就職氷河期世代に向けたさまざまな就労支援が行われていますが、具体的な支援が始まったのは令和元年からでした。しかし、就職氷河期世代にとってはより辛く感じることがあったようです。
あるXユーザーによる
「(就職氷河期世代は)政府の支援が薄かったことより親世代の無理解の方がきつかったんじゃないかな」
と指摘する投稿には「その通りだった」という声が寄せられていました。
氷河期世代にとっては政府の支援が薄かったことより親世代の「普通」から外れることでダメ人間扱いされることのほうがきつかったのではないか - Togetter
寄せられた投稿の内容は
「就職試験に落とされて落ち込んでいても、普通にやれば内定はもらえるでしょ、と言われた」
「祖父や親や親戚に『普通になれ』と言われるのがつらかった」
「仕事に就いても『正社員じゃないの?』といちいち言われたな...」
というように、親や親戚からの理解が得られず、苦しかった思いを吐露するものが中心でした。
就職氷河期世代の親たちは戦後の高度経済成長期を過ごし、豊かだった時代を経験しています。
そのため、高校や大学を卒業した後は正社員として就職することが当然と考えており、就職氷河期の真っ只中にいる子どもたちの困難を理解しにくかったのかもしれません。