かつては需要少なかったが、なぜブームに? 「ポケモンカード」が他のトレカよりも人気になったワケ

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   さまざまなキャラクターのカードで遊ぶトレーディングカードゲーム(トレカ=TCG)が、世代を超えて幅広い人気を集めている。

   有名どころは「遊戯王」や「デュエル・マスターズ」などだが、近年は「ポケモンカード(ポケカ)ゲーム」が特にブームだ。

   なぜこれほどのブームになったのだろうか。

  • ポケモンカード(写真はイメージ)
    ポケモンカード(写真はイメージ)
  • 「スカーレットex」「バイオレットex」((c)2022 Pokémon. (c)1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.)
    「スカーレットex」「バイオレットex」((c)2022 Pokémon. (c)1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.)
  • ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより
    ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより
  • ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより
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  • ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより
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  • ポケモンカード(写真はイメージ)
  • 「スカーレットex」「バイオレットex」((c)2022 Pokémon. (c)1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.)
  • ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより
  • ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより
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2016年発売の「GXスタートデッキ」がブームの火付け役

「当時、ポケカは非常に地域差があるゲームでした」

   こう振り返るのは、トレカ専門家の後藤寛氏だ。後藤氏は2004~11年までカードショップに勤務していた。「地域差がある」というのは、トレカショップの多い秋葉原や、ポケカが浸透している一部地域以外のカードショップでは、基本的に需要がなかった。

   だが、2024年2月のTCG新作商品の売り上げでは、2位の「遊戯王」の倍以上にポケカが売れているという。後藤氏がカードショップに勤務していた時期と比べると状況は異なり、「ポケカ一強」の感があるようだ。

   ここで、ポケカについてあらためて説明しよう。ポケカこと、ポケモンカードゲームは、ゲームソフト「ポケットモンスター(ポケモン)」シリーズの世界をテーマにしたものだ。

   最初の商品は1996年に発売された。以来、弾を重ねているが、最近では、新発売の弾が出ると、それを求めて行列ができるなど、人気を集めている。

   いまや、カードショップでも高額で取引される。

   前出の後藤氏によれば、2000円以下だったあるカードは、注目度が高まった2018年ごろには約1万8000円で取引された。2022年には20万円を超えるものもあった。近年は転売目的でポケカを購入する人も少なくなく、資産としての要素も強まっている。

   ポケモンカードが2018年ごろから人気になった理由について、後藤さんは「1996年発売から20周年を超え、ブランドとしての価値が高まった」と、J-CASTニュースBizの取材に説明する。

   また、さかのぼること2016年に発売された「GXスタートデッキ」もブームの火付け役に。

   これだけ買えば、すでにカードが構築されているため、すぐ遊ぶことができる。この商品が500円という低価格で販売されたことや、YouTuberのインフルエンサーが取り上げたことで、プレイヤーが一気に増えたという。

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