電子チケットをアプリ経由でダウンロード後、スマホの機種変更などをすると「チケットの再表示」が出来なくなる──?
ローソンチケット(ローチケ)が2024年4月3日、アプリで電子チケットの利用方法を変更した。その内容に対して、Xで冒頭のように困惑が広がった。4日になって改めて、問い合わせをすれば「再表示設定」も可能だとするお知らせが公式サイトに掲載された。一体何があったのか、詳しい経緯を運営会社に聞いた。
「ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした」
ローチケをめぐっては3日、アプリで「電子チケットの不正防止」を目的に利用方法が変更された。アプリ内で電子チケットを表示(ダウンロード)後に機種変更やアプリ再インストールをした場合、「チケットの再表示」が出来なくなるという。
この情報はXでも拡散され、「再インストールやスマホ壊れたらチケット消えるなんて。。。」「スマホなんて壊れるものだし それだけで契約(購入)した観劇の権利が無効化されるなんておかしい」「これは怖い」などと困惑が広がった。
4日になって、ローチケ公式サイトに「『ローチケ電子チケットアプリ』ご利用方法変更のお知らせ」が掲載された。チケットの再表示については、ローソンチケットカスタマーまで問い合わせるよう呼びかけた。さらに、「お客様の状況をお伺いさせていただきました後、再表示設定をさせていただきます」と案内している。
機種変&再インストール後の再表示には「お問い合わせ」を
4日の公式サイトでの対応は、Xの反響を受けたものだろうか。利用方法変更の背景も含めて詳しい経緯を尋ねたところ、ローソンエンタテインメント(東京都品川区)の広報担当は4日、J-CASTニュースの取材に、
「この度は『"ローチケ電子チケットアプリ"ご利用方法変更のお知らせ』において、お客様の誤解を招く表現となり、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした」
と答えた。そのうえで下記の通り説明している。
「今回の改修は、不正・転売の防止の更なる強化を目的としております。
スマートフォンの機種変更やアプリの再インストールなどがあったとしても、当初よりお問い合わせをいただければ再表示ができる仕様となっておりましたが、わかりづらい表現となっておりました。
今後も更なるお客様の利便性の向上に向けて取り組んでまいります」