ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は2024年4月3日(日本時間4月4日)、サンフランシスコ・ジャイアンツ戦に2番・指名打者(DH)で先発出場した。
「焦る気持ち、早く打ちたいなという気持ちを我慢しながら」
大谷の第1打席、カウント2-2から低めのボール球を振り空振り三振。第2打席は、ファーストに打球を放ち、ピッチャーとの競争になるも俊足を飛ばして内野安打に。2試合ぶりのヒットとなった。第3打席はレフトへのライナー。
そして、第4打席に待望の1発が飛び出す。5球目をライトスタンドに放り込み、今シーズン第1号ホームラン。本拠地ドジャー・スタジアムで移籍後初めてのホームランだった。
大谷が一塁を回ったところで小さくガッツポーズ。大歓声の中、ダイヤモンドを1周しベンチに戻ると、チームメイトからひまわりの種をかけられ、手洗い祝福を受けた。
大谷は4打数2安打1打点1ホームランの活躍。今シーズン成績を打率.270、1本塁打、4打点とした。
試合は5対4でドジャースが勝利。
大谷は試合後のインタビューで「なかなか調子が上がってこなくて、焦る気持ち、早く打ちたいなという気持ちを我慢しながら、自分のスイングをしようということに努めてはきたので、なんとか1本出てよかったなと思います」と語り、次のように続けた。
「ボールの見え方が一番(大事)だと思っているので、自分が一番納得できるスタンスで構えることを心掛けました。
監督とも今日話して、『自分らしくいればそれだけでいい』と言ってもらえたので、それで気持ちが楽になりましたし、今日こうやって結果が出たので、継続して頑張っていきたいと思います。
毎日、毎日これだけ多くのファンに入ってもらって、すごくやりがいというか自分にエナジーをもらえると思うので、それを力に変えて今後も頑張りたいなと思っています」
ちなみに、このインタビューでは、大谷の「新通訳」ウィル・アイアトン氏が通訳を務めた。女性リポーターの英語を日本語にして大谷に伝え、大谷の日本語を英語にして女性リポーターに伝えるやりとりがあった。
Xでは、「通訳さんの日本語バリうま!!」「大谷くんインタビュー最高でした 新通訳さんこれからもよろしくです」といった声も寄せられている。
A sweep feeling. pic.twitter.com/GzNbyAZqwh
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) April 4, 2024