1時間ほど封鎖、6人がかりで清掃
それによると、4月1日の朝8時ごろに大宮駅から電話が入り、エスカレーターの清掃を依頼された。現場は、大宮駅の改札外にある東西連絡通路のうち、東口(中央)の上りエスカレーターの乗り口だった。
大便は、ステンレス製ランディングプレートと呼ばれる乗り口の部品の上にあった。1人分の人糞と見られるという。下痢状態ではなく、固形だった。ランディングプレートは、手すりの部分に隠れて、乗るときに見にくくなっている。このため、誰かが知らずに蹴とばしてしまったのか、ステップにも便が乗って、上まで運ばれたと推測されるとした。血痕は見当たらなかったという。
エスカレーターの降り口周辺では、1人か2人に踏まれた跡があった。滑ってケガをしたとの話は聞いていないという。
誰がなぜ大便を置いて行ったのかについては、何も聞いていないと答えた。近くに公衆トイレがあったが、知らなかったのではないかとした。
エスカレーターは、1時間ほど封鎖し、6人がかりで清掃した。洗浄液で除菌しながら、紙でふき取って便を回収したとしている。
このエスカレーターは、さいたま市が管理している。市の道路環境課は2日、取材に対し、汚物が置いてあったという話は特に聞いていないと答えた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)