「エイプリルフール」ネタはネット黎明期から 海外でも盛り上がる
「インターネット上のエイプリルフールネタというと、1995年頃の黎明期からニフティがやっていました。おそらくネット上のコミュニティを盛り上げるためのジョークだったと思うのですが、企業のTwitter(現X)アカウントができ始めると、一気に増加し、現在も増えている実感があります」
井上氏によると、こうしたムーブメントはアメリカ、ヨーロッパ、韓国でもあるインターネット文化なのだという。
もっとも、亀田製菓のように、ジョークから商品化にまで行きつくケースはあるのだろうか。
井上氏は「エイプリルフールネタが反響を呼んで商品化されることはめったにないのでは。珍しいと思います」と話す。そして、こう解説する。
「そもそも企業のエイプリルフールネタはその企業のユーモアや企画力が試されるもの。最近では特に力が入ったものもあります。その流れでいえば、今回の亀田製菓さんの商品化は、練りに練っていた企画だと思います。話題性も十分ではないでしょうか」