「本当に"お笑い"が好きな男性も...」ハイツ友の会"解散コメント"にじむ心情 「顔ファン」めぐり議論に

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   お笑いコンビ「ハイツ友の会」が2024年3月31日をもって解散したと、吉本興業の「FANYマガジン」が発表した。

   SNSでは、惜しむ声とともに西野さんによるファンへのメッセージに注目が集まっている。

  • 解散を報告した西野さんのX投稿
    解散を報告した西野さんのX投稿
  • 西野さんのX投稿より
    西野さんのX投稿より
  • 清水さんのXアカウントは、すでに閲覧できない状態に
    清水さんのXアカウントは、すでに閲覧できない状態に
  • よしもと漫才劇場のTikTokでは「踊ってみた」動画も
    よしもと漫才劇場のTikTokでは「踊ってみた」動画も
  • 西野さんのX投稿より。前日まで舞台に立っていたが
    西野さんのX投稿より。前日まで舞台に立っていたが
  • 解散を報告した西野さんのX投稿
  • 西野さんのX投稿より
  • 清水さんのXアカウントは、すでに閲覧できない状態に
  • よしもと漫才劇場のTikTokでは「踊ってみた」動画も
  • 西野さんのX投稿より。前日まで舞台に立っていたが

「芸人を一生続けることはないという意思がだんだんと固まっていった」

   「ハイツ友の会」は西野さんと清水香奈芽さんからなる2019年結成の女性コンビだ。独特な世界観からなるローテンションな漫才やコントで人気を博したが、結成から約5年をもって解散となった。

   解散にあたり、清水さんは「FANYマガジン」でコメントを発表した。

   「この5年間でたくさんのことを経験させていただきました。NSCを合わせたら6年間にもなります。そんな日々を過ごす中で、嬉しいこともそうでないことも少しずつ積み重なった結果、芸歴5年目をやりきって芸人をやめるという判断に至りました」と芸人としてのこれまでを振り返り、引退を宣言した。

   解散理由については「活動する中で様々な要因が積もり、芸人を一生続けることはないという意思がだんだんと固まっていったので、いつ優勝できるかわからないまま芸人を続けるのは難しく感じました」としている。

   芸人を引退するとして、4月1日午前10時現在、Xアカウントなどはすでに削除されている。

「お声がけいただいた仕事を今までいくつかお断りしています」

   相方の西野さんもFANYマガジンでコメントを発表したほか、自身のXで解散理由について詳細につづっている。

   芸人としての活動について「『ネタを評価していただけたら他は何でも良い』という気持ちが当初から2人とも強く、お声がけいただいた仕事を今までいくつかお断りしています」と振り返り、仕事内容によっては断ったり形を変えたりして受けることがあったと明かした。

   こうした対応について「自分たちの精神衛生を守るためでした」とし、その上で「辞めたい理由はたくさんあります。本当にたくさんあります。でも続けたい理由が一つもありません」と赤裸々につづった。

   西野さんは「もともと一生芸人を続けようとは思っていませんでした」。「やりたいネタ」で優勝できない現状にフラストレーションを抱えていたといい、「一生やるつもりがないないのであれば、優勝できない状況でやり続けるより、今辞めてしまおうと思いました」(原文ママ)と解散の理由を挙げた。

   今後については、退所するつもりだったとするも「毎日とても悩み、やはり自 分はこの職業が好きだと改めて思い、今朝、ピンで活動していく気持ちが固まりました」として、吉本に所属したまま芸人活動を続ける予定だとしている。

   率直な気持ちを明かした西野さんだが、とりわけSNSで注目を集めているのはファンに向けてつづられたメッセージだ。

「美人すぎる」ニュースになることも...

「私たちを応援してくださる方は女性が多くいてくださったように思います。とても嬉しかったです。女性の皆さんありがとうございました。本当に"お笑い"が好きな男性もありがとうございました」

   「本当に"お笑い"が好きな男性も」とする表現に、いわゆる「顔ファン」など、ネタ以外の部分を評価するファンへの不快感が大きかったのではないかとする声が相次いだ。

   ハイツ友の会は、吉本所属の芸人のファッションセンスなどを審査する「よしもと漫才劇場オシャレ&ダサい芸人ランキング」にもランクインしていた。比較的最近でも、出演番組がきっかけで「『美人すぎる』女性コンビにネット騒然」などといった形で、ネットニュースに報じられたこともある。

「本当に"お笑い"が好きな男性、という言葉選びが、全女性芸人につく男性ファンの質を端的に表しており、前段のとにかく芸人を辞めたい続けたくないという気持ちともあわさって辛い」
「ハイツのネタすごく好きだったからめちゃくちゃ残念だけど、言葉の端々から『顔がいい女性芸人コンビ』として扱われてきたことへの怒りと呆れと悲しみが出てて、ファンとしてとても辛い」
「しかしこの文面見ると変なミーハーファンとかも嫌だったんだろうな 女性芸人ってイロモノかアイドルのどちらかしか売れないっていう制作・演出側の思い込みもあって、いろいろと辛そう」
姉妹サイト