Z世代は仕事の「成長意欲」高い 有能な人材ひきつけるには「彼らの声に耳を傾け、会社は変わるべき」

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「価値観の変化」を受けて人事制度を変更した会社も

   調査対象となった2023年度新入社員は、いわゆる「Z世代」ど真ん中。すでに職場で受け入れを行う人たちからも、これまでの若手社員とは異なる「変化の兆しがある」という声があがっている。

   就活サイトを運営する学情の調査によると、Z世代など若手社員の採用において「価値観の変化を感じることがある」と答えた人事担当者は、「どちらかと言えば感じる」を含めると64.2%にのぼっている。

   自由記述には、Z世代の傾向について

「若手のうちから活躍したいという意欲が高い」「自身の仕事が、どのように社会に役立つかを重視する人が増えたと思う」「企業理念について質問されることが増えた」「『今の自分の気持ち』を大切にしたいと考える若手が増えている」

といったコメントが寄せられたという。

   この価値観の変化や「キャリアの自律」への関心の高まりを受けて、新入社員の受け入れ方法や人事制度を「変更した」と答えた人は20.5%、「変更はしていないが、変更を検討している」と答えた人は37.5%いたという。

   変更した人事制度は「研修制度」が最も多く60.7%、次いで「配属方法」が39.3%、「給与体系」が35.4%、「評価制度」が34.9%、「働き方に関する制度」が34.5%、「上司と部下とのコミュニケーション方法」が32.8%となっている。

   これまでであれば会社の専決事項として社員に歩み寄ることのなかった「配属方法」なども、Z世代に合わせて見直している会社があるようだ。

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